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プール熱(咽頭結膜熱)

[今夏大流行の恐れ 患者数報告、過去10年で最悪のペース]

高熱を伴う咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)が乳幼児を中心に広がっている。国立感染症研究所の調べでは、今年は過去10年で最悪のペースで患者が増え、夏にかけて大流行の恐れがあると警告している。

プール熱

どんな病気?

  • アデノウイルス(III型が多い)の感染によって起こる、発熱・咽頭炎・結膜炎を特徴とする急性熱性疾患。夏風邪の1種。
  • 夏から秋にかけて学童に発生しやすい。プールなどで流行的に感染しやすいので別名プール熱とも言われる。感染した人のつばや目やにを通して伝染すると考えられている(飛まつ感染・接触感染)。病原体(ウィルス)の進入部位は主として結膜である。
  • 学校伝染病に指定されている。
  • 幼児や小学生がかかりやすい病気ですが、非常に感染力が強いので、上の子がかかると赤ちゃんにも感染することがあります。

症状は?

主要な症状は高熱・のどの痛み・目の充血です。

  • 約5日間の潜伏期間(症状のない期間)を置き、39〜40℃の高熱が出現し、3〜7日間持続する。発熱は急激に起こることも、徐々に起こることもある。
  • 強い喉の痛み(咽頭炎)、首のリンパ節の腫れ、目の痛みを訴え、涙や目やにが出る。 結膜(白目)は充血する。

ほかに頭痛・鼻水・咳などの風邪症状や全身の倦怠感、時に下痢や腹痛を伴うこともある。のどや目やにの症状も1週間ほどで良くなることが多い。

治療は?

ウィルス感染が原因なので特効薬はない。対処療法を行う。高熱に対しては解熱剤を使用する。のどの痛みや頭痛には鎮痛剤(痛み止め)や抗炎症剤(炎症を抑える薬)、結膜炎に対しては点眼薬(炎症を抑えるステロイド剤入りの目薬)を使用する。 細菌による二次感染を防ぐため抗生物質が処方されることもあります。

お家ではどうする?

伝染病なので発病したときには主要な症状(高熱、目の充血、喉の痛み)がなくなってからも、2日間を過ぎるまでは登校・登園禁止です。

  • 目やにが出ている間は他人に移す可能性があります。
  • 顔を拭いたタオル、目をこすった手などからほかに感染するので、タオルや洗面用具などの共用は避けましょう。手もよく洗いましょう。
  • プール熱にかかった人が使ったタオルなどは、塩素系の漂白剤の入ったもので別に洗うとよいでしょう。
  • プール熱にかかった子供の世話をするお母さんの手から、別の子供に感染させることもあります。石鹸をつけて、流水でよく手を洗いましょう。
  • 目やにはばい菌がいっぱいです。目頭から目じりに向かってぬらしたクリーンコットンやティッシュでふきとりましょう。両目別々のガーゼで拭きましょう。
  • 処方された目薬はきちんとさしましょう。

目薬のさし方

赤ちゃんを仰向けに寝かせて、頭の両横をひざではさみ、しっかりと固定します。
手を伸ばしてくる時は、伸ばした足で腕も抑えるといいです。
手で目を開いて1〜2滴目頭に落とします。
容器の先がまつげについてしまわないように気をつけてください。(中に細菌が入ってしまって薬の効果がなくなることがあります。)

プール熱にかかった子供は高熱のため、体力を消耗します。またのどの痛みのため充分な食事が取れないこともあります。のど越しのよい物(プリンややわらかいうどんなど)食べやすいものを食べられるだけ食べさせてあげましょう。食べられない時は無理に食べさせる必要はありません、でも水分も出来るだけとって脱水にならないように注意しましょう。

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